「手受け」にならない、真の「受け」とは?体格は関係なし!

相手の攻撃を手で捌いた「つもり」だったのに、なぜか当たってしまう・・・それはもしかして「手受け」が原因かもしれません。では真の「受け」とは一体何か?それを解説していきます。

【スポーツ・パフォーマンス】武道の「受け」についての考察ー手技編ー

こんにちは、BOSSです(^^)
今回はいつもとガラッと切り口を変えて、私の好きな武道の動きをテーマに話をしていきたいと思います。

空手に限らず武道の場合、必ずと言って良いほど防御、つまり手足による「受け」が存在します。
中には琉球の御殿手のように「受けの為の受け」ではなく、攻防の中で捌きながら受け流すようなものもありますが(実はこれこそまさに今回のテーマと切っても切れないお話となるのですが)。
相手に一切の反撃の隙を与えず、一撃あるいは連撃で粉砕できれば理想ですが、現実はなかなかそうはいきませんからね(^^;)
今回はその受けの中でも、手による受けについて考えてみたいと思います。

空手にはいわゆる「外受け」「内受け」と呼ばれる受けがありますが、定位置基本動作でまず手の動きを習得し、その後移動基本や型で下半身との連動を身につける流れが一般的かと思います。
その上で約束組手や試合・自由組手等で実際に対人で試すわけですが、その時に相手の突きや蹴りに対して確実に反応して手では受けているのに・・・なぜか食らってしまった経験はありませんか(^^;)?
それは、一番大事で守らなければならないはずの「体幹」が「居ついて」しまっているからかもしれません(--;)
つまり突きで言うところの「手打ち」と同様、「手受け」になってしまっているのですね。
手(この場合、肩から下のいわゆる「腕」の部分を指します)だけをバタバタと動かしても、肝心の胴体が「的」としてその場に留まったままですから、よほどパワーに差がない限り、いくら手が間に合っても受け切れずにすり抜けて食らいますよね(--;)
私のように華奢な人間(体重60kgほどです)が体重100kgの人の突きをそんな受けで捌こうとしたら・・・100%食らって、1発で終わります、きっと(~~;)

では、そうならないようにする為にはどうすれば良いのか???
それには以前からお伝えしているように、初動の部位を腕から体幹にシフトする事です。
それがいわゆる「体捌き」と言うヤツですね(^^)v
「なぁんだ、今更そんな事分かっているし、出来てるよ」とおっしゃる方も多いかと思いますが・・・本当に出来てますか(笑)?
その答えはご自身が一番お分かりだと思います(^^;)
ただ覚えておいて欲しいのは、動きの中心はあくまで体幹にあるべきで、手足はそのエネルギーを増幅する「ブースター」のような役割分担が望ましいという事です。
ですが、ウェイトトレーニング等でアウターの筋肉を鍛えまくるとそれらの感覚が失われやすく、いわゆる腕力や脚力「のみ」に頼ってしまいがちになってしまう・・・。
体幹の筋肉量や本来の機能を考えると、非常にもったいない話です。
逆に体幹を使いこなせれば、そんなに焦ってウェイトトレーニング等をしなくても、また体格や体力で劣っていてもパフォーマンスを上げる事が可能となります!
そして、達人レベルになればなるほどその動きは傍目には分からないくらいに小さく、淀みなく手足に伝えて何とも捉えどころのない動きをします。

良い例が合気道養神館の故・塩田剛三氏です。
youtube等でいくらでも動画がありますので参照していただきたいのですが、60代の頃に若いお弟子さん数人を相手に鬼ごっこ?をして誰も捕まえられず、氏が相手に触れるとその相手は即座に地面に倒れこむと言う意味不明な動きを展開しています(^^;)
未だにあの動きは私もキチンと分析し切れまていせんが、60代であの動きは単なる筋力や持久力では到底説明できません。

少し話が逸れましたが、次回その「体幹→末端である腕に動きを伝える(連動させる)」為の具体的な練習法をお伝えしますね(^^)v
楽しみにお待ちください♪

最後までご覧いただき、ありがとうございました(^^)